注文住宅の購入・入居後の注意事項

新築編

新築の注意

 

入居後の注意点

せっかく新品を買ったのに不具合が・・・というのはどんな買い物にもあること。入居後の不具合は早期発見を心がけ、被害を最小限に抑えましょう。

 

内覧会で異常がなくても

入居後のチェックポイントは、基本的に内覧会で確認することと同じですが、実際に暮らし始めてから気付くことも少なくありません。入居してしばらくの間は、「どこかに不具合はないか?」と意識的に考えながら生活しましょう。もし不具合が見つかったら、すぐに売り主かアフターケアの連絡先に問い合わせてください。室内各所の建具、水回り、電気関係などはマンションも一戸建てもほぽ同じ状況なので、それぞれ異常がないかどうか日々気を付けておきます。建具の留め金が綏んだり、水もれが少しずつ進行したりと、使用回数や時間の経過によって生じる不具合は内覧会では発見することができません。

 

木材の伸び縮みに注意

マンションのフローリングは木材なので多少伸縮しますが、ギシギシと大きく嗚ったり、目に見えてわかるすき間ができていたりしたら、施工自体が原因かもしれません。そのほか、マンション全体の管理状況なども随時チェックしましょう。

 

ある程度のメンテは自分で

一戸建てはマンションと違って敷地内すべてが自分の所有ですから、家の外壁や屋根、庭や門扉などの外構も見ておきます。また、当然ながらマンションのような修繕費の積立はないので、最低限のメンテナンス方法を学んでおくことも、一戸建てマイホームのオーナーたる責任といえます。

 

一戸建てなら年に一度は点検日を持とう

自分で直せるような軽度の不具合でも、放置しておくと補修不能なレベルに達します。特に水回りと外気に触れる木材部分(バルコニーなど)は要注意。毎年気候のいい時期に点検日を設けるといいでしょう。

 

 

中古住宅編

中古の注意事項

 

入居後の注意点

新築住宅と違う注意点としては、登記申請をより確実に行うことや、設備状況の確認、またリフォームをする場合は構造部分のチェックなどがあります。

 

引き渡しと同時に登記申請住宅ローンを利用するときは、金融機関側も登記関係を入念にチェックするので、ローンが実行されればその取引はある程度安全だということになります。逆に、ローンを利用しない場合は自分で確認するしかありません。必ず引き渡しと同時に所有権移転の登記申請を行いましょう。代金を支払っていざ登記しようとしたら見知らぬ所有者の手に渡っていた、というヶ-スもあり得るので、契約だけで安心せず、必ず登記まで確実に行ってください。

 

 

設備関係に問題はないか

契約前の下見の段階で、すでに設備などのチェックは済んでいるわけですが、人居したら改めて室内外の状況を調べておきましょう。特に設備関係は、契約時に設備付帯状況について説明を受けますので、その内容と実際の設備が一致しているかチェックします。また、それぞれの設備に不具合がないかどうかも確認し、何か問題があればすぐ売り主(仲介業者)に連絡を。

 

 

リフォーム時に構造を確認

中古住宅は、最初からリフォームするつもりで買う人も増えています。マンションは大幅なリフォームはできませんが、一戸建ては法的規制の範囲内であれば自由にリフォームできます。そのリフォームエ事をする際、建物の構造部分が見られるいい機会なので、欠陥や傷んでいる部分がないか調べておきましょう。そこで補修工事も一緒にやっておけば、リフォームとメンテナンスをまとめて済ませられます。

 

 

入居からリフォーム時までの注意点

 
契約から登記完了までは約1ヵ月

売買契約を結んだら、ローンが実行され次第、残金を決済して引き渡し。契約から登記簿上も所有者となるまで1ヵ月程度かかる

 

第三者に横取りされるかも?

不運にも悪徳業者につかまってしまうと、第三者が先に登記手続きを済ませ、横取りされてしまう危険も

 

設備付帯状況と一致しているか

契約を結ぶとき、各種設備の付帯状況について説明を受けるので、その説明と現状に違いがないか、また異常がないかを確認

 

瑕疵担保期間内に不具合を確認

売り主に補修義務(瑕疵担保責任)のある期間内に、雨もりなどの不具合がないか確認する。期間は物件ごとに異なる

 

マンションなら管理規約をチェック

マンションのリフォーム内容は一戸建てに比べてかなり制限される。管理規約をチェックして可能な範囲を調べておこう

 

解体時に構造部分の状態を調べる

中古の一戸建てをリフォームするとき、それは普段見えない構造部分を点検するチャンスでもある。必要があれば補修工事を